肺に穴が開いた話

この記事は奈良高専 Advent Calendar 2021 16日目の記事です

目次

はじめに

記事を開いていただいてありがとうございます。

 

奈良高専 Advent Calendar 2021 16日目を担当する5I所属のけだまです。参加する事を決めたはいいものの、書くことないな~って後回しにし続けてたら未定のまま前日になってました。こんなんだから留年するんだと思います。コロシテ...

周りの人間は学籍番号が5桁なのに日進月歩できてない僕は4桁です。すぐ留年してることがばれます。

 

日進月歩なんて言葉を使ったのはどうにかして布教したい曲があったからなんですね。正直曲聞いてくれるなら記事は読まなくてもいいです。

youtu.be

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布教も終わったところで本題行こうと思います。

 

1.イケメン病

皆さんはイケメン病という病気を知ってますか?割とありがちな病気っぽいので「有名人が罹っていたのを知ってる!」とか「身の回りにそんな人がいたな」とかあるかもしれません。

 

この病気になると、「顔面偏差値が爆上がり!すぐに全世界1位になった!」とか「病気にかかってしまい倒れた俺、目が覚めたらなぜか女の子からモテモテハーレム生活スタート!」みたいな中華ソーシャルゲームやなろう小説で見る展開待ったなし!!!人生勝ち組!!!

 

 

 

...なんてことはありません。若くて高身長細身の男性が罹りやすいから俗にイケメン病と呼ばれているだけなので。

 

 

悲しい現実を知ってしまったところで、本当はどんな病気なのかというと、肺気胸という肺に穴が開いてしまう病気です。胃や腸といい人間の臓器って穴空きすぎじゃないですか?

症状としては、息切れ、突発的な胸の痛み、咳などがあります。心当たりある方は一度病院に行ってみては?*1

 

2.肺に穴が開いた

ここからは、実際に僕が体験した話です。2019年と2020年の2年間、なんだかんだで3回も入院してました。

 

気胸にかかっていることに気づいたきっかけは、定期的にくる胸の痛みでした。痛みのたびに穴が開いてたんだと思います。今思えば両肺に穴開いて死んだりしなくてよかった。

 

2-1.1回目の入院

胸が痛いな~って思ってたので病院に行ったんですけど、1回目の受診では「特に何もないよ」と言われました。さすがに何もないことはない痛みだったので2回目受診したところ、レントゲンを撮られて「肺しぼんでるね」って言われました。しぼんでるんじゃん。

放置するわけにはいかないしぼみ方をしてたらしく、運良く(悪く?)ゴールデンウィークだったので準備してそのまま入院しました。

治療は漏れ出た肺の周りの空気を吸いだしつつ、穴をふさぐのは治癒力任せというのが定番らしいです。僕は病院の上でわき腹からチューブ入れて鼻に酸素吸入、その他心拍数計、酸素濃度計繋いでってな感じで全身チューブ人間になってました。

 

病院食はうわさで聞いてたほどまずいとは思わなかったです*2が何よりも暇でした。早寝早起きを強制され、生活音を抑え、ベッドの上につながれて一日過ごすのに耐えきれずに、イヤホンもなしに仮面ライダーを見ていました。あまりにも空虚すぎる。

看護師さんに「イケメン病なんやね」て言われて苦笑いしてました。追い打ちやめて。

 

そんなこんなで気合で治したのはいいものの、担当の先生が休暇を取っていて、退院手続きができず囚われの身でした。ハヤクココカラダシテ...

 

ようやく退院できた頃には元号が平成から令和にかわってました。

 

2-2.2回目の入院

入院の体験は人生で1回だけでいいなと思っていた矢先、1回目の入院のちょうど一年後ぐらいに再発してしまい、またゴールデンウィークを病院で過ごさなければならなくなりました。

あの虚無をもう二度と味わいたくない気持ちが強かったのですが、一年で再発するようでは危ないと説得され、しぶしぶ収監されました。先生に「手術受けたらかなり再発防げるよ」という言葉を聞いて手術が決まりました。

 

2-3.3回目の入院

手術のための入院です。夏休みが始まる頃に合わせて手術してもらう予定を立てていました。「また穴が開くようならすぐにでも入院ね」と言われていましたが、なんとか夏休みまで耐えれました。

 

この入院はそこまで憂鬱ではなかったです。というのも、2回目までの入院と違って手術の設備がある病院ってかなりデカいんですよね。

 

いろいろな設備があって、歩けるなら見て回ろうとかウキウキしてました。手術前までは...

 

手術では全身麻酔をするので絶食絶飲をしないといけなかったんですが、これがまず辛かった。初めての手術や全身麻酔に対する緊張と絶飲のコンボで死ぬほどのどが渇いてました。人間って水なしで生きること想定されてなくないですか?

 

いざ手術室のベッドに横たわり全身麻酔したら一瞬で意識飛んで目が覚めた時には病室のベッドにいました。全身麻酔ってすごいな~なんて感心してるうちに激痛に襲われました。手術自体は大層なものではなく、わき腹に二つ小さい穴をあけるだけだと事前説明を聞いていたので舐めてたんですが、これが死ぬほど痛い体勢を少し変えるだけでも一苦労だったので歩けるはずもなく寝たきり生活をしてました。虚無感は少なかったです。一生痛みと格闘していたので

夜中に痛みで飛び起きたときに駆けつけてくれた看護師さんありがとう。まじで惚れました。男だったけど。

 

3.さいごに

以上、肺に穴が開いた体験談でした。

気胸は放置してたら肺から漏れた空気が心臓を圧迫したりと悪化する場合もあるそうなので心当たりあるなら病院行った方がいいですよ。入院生活は虚無ですけど。

 

明日はぷりんちゃんの元コンカフェ嬢が語るキラキラコンカフェらいふが投稿される予定です。いったいどんな話が聞けるのか楽しみですね。

 

以下のリンクは奈良高専 Advent Calendar 2021の参加者一覧です。一度目を通してみてください。もっと面白い記事に出会えるはずです。

adventar.org

また、12/25は複数記事の投稿予定があるそうなので、今からでも書きたくなった方は主催のくろまくん(@kuroma_ele)に連絡してみてはいかがでしょうか?

 

まとめが下手で長々とした駄文にお付き合いいただきありがとうございました。では。

*1:呼吸器外科、呼吸器内科、内科がいいらしいです

*2:バカ舌説はある